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ベルリン・トゥ・ブロードウェイ@ル・テアトル銀座

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作曲:クルト・ワイル
構成:ジェーン・ラナー 
潤色・演出:三木章雄(宝塚歌劇団)
振付:前田清実
出演:鳳蘭 土井裕子 樹里咲穂 植本潤 藤本隆宏

ドイツ生まれのユダヤ人作曲家、Kurt Weill(クルト・ワイル)の人生と作品をクロノロジカルに辿る音楽劇。ナチスの台頭を嫌い、パリ、アメリカ(N.Y.)へと移り住んだワイルの伝記的な舞台。鳳蘭が狂言回しの役を受け持つ。70年代にN.Y.のオフブロードウェイで上演され、日本では初演になる芝居だという。

序盤は文字通り芝居がかっていて、やや居心地が悪かったが、次第次第にクルト・ワイルの音楽世界に浸ることができた。Mac the Knife、September Song、My Ship、Speak Low、Lonely Houseなど、ジャズのプレイヤー/歌手が採り上げている曲も多く、メロディを聴いているだけで背筋にゾゾッと来る。初めて聴く曲も、出演者の力量のおかげで、観る者に強く訴えるものがあった。

クルト・ワイルが移り住んだ当時、亡くなった当時、そして今(9.11以降)とでは、アメリカという国もずいぶん様子が違っているのだろうなあ。舞台の背景に描かれたマンハッタンのスカイラインを見上げながら、そんなことを考えた。

産經新聞ENAK 「ベルリン・トゥ・ブロードウェイ」を観て

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2005/11/28(Mon)
ライヴ - その他の演芸 | trackback(0) | comment(0) |


コーポラティブハウス第3回建設組合総会

久しぶりに全戸揃っての総会。最近話題の耐震強度偽装問題も話題に上ったり。

2005/11/26(Sat)
コーポラティブハウス | trackback(0) | comment(3) |


コーポラティブハウス第5回個別打ち合わせ(11月15日)

仕事を少し早めに切り上げて、19時半より**先生のオフィスで打ち合わせ。初めての個別打ち合わせがあった日はとても暑かったが、秋も深まり、手袋が欲しくなるくらいの冷え込み。あれから3カ月以上たつのか。あっという間に時間が過ぎた。打ち合わせに臨む前に、駅前の肉屋さんでコロッケ(1個50円!)を買って頬張る。サクサクしてうまかった。

懸案のキッチン。うちは対面式でもアイランドキッチンでもないクローズなレイアウト(つまりインテリア的要素がない)なので、メーカーのシステムキッチンで十分かなと判断して、TOTOとトーヨーキッチンの2社から見積もりを取った。しかし、どちらもなかなか値が張る。TOTOの「キュイジア」は9月に発売されたばかりの新製品だそうで、高めの価格設定にもかかわらず、リフォーム目的の団塊世代を中心に好評を得ているらしい(日経産業新聞2005年11月2日付)。見積書を見ていただいた**先生からも、「最初は収納棚を含めた値段だと勘違いして、意外に安いと思ったんですけど、これは高いですね。値引きがあっても85%掛けくらいでしょう。それでも高いです」というコメント。シンクのディテール、特に排水口の配置や構造、表面コーティングなどが気に入っていたので、採用できないとすると残念だ。

一方のトーヨーキッチンは、施工費を含めてもTOTOより価格が安い。ただ、奥行きが75センチあるため、L型キッチンではコーナー部分にデッドスペースができてしまいそうだし、吊り棚やレンジフード高い部分に手が届きづらい。作業板やまな板を段違いで渡すことができる深めのシンクも、シンク幅が80センチくらいしかないプランではかえって使い勝手が悪そうだ。

この時期になって、**先生には申し訳ない気持ちでいっぱいだけれど、オーダーメイドのキッチンの可能性を探ることに。そのための細々としたヒアリングのため、打ち合わせの最初の1時間ほどが費やされた。それと同時に、さらに他のメーカーの製品も検討するべく、ショウルームを回ってみよう。

次に、図面をもとに照明の位置と仕様の確認。玄関は4個所にダウンライトを設置。玄関の外とガレージには照度センサー付きの照明。2階の居室にはバッフル(内部の鏡面にギザギザがあって光を拡散させる)タイプのダウンライトで、メーカーはENDOのものを提案いただいた。前回の打ち合わせで話が出たModular Lighting Instrumentsの製品が気に入ったので、アクセントとしてどこかに使えないものか相談したところ、トイレの照明として採用を検討することに。

続いて収納。寝室(×2)、リビング、ダイニング、水廻りの収納等を2Dの図面にて各方面から確認。3カ所あるエアコンは本体を収納内部に隠す。寝室では通常のエアコンをクローゼットの中に収める。リビング・ダイニングは、キッチンの天井部にエアコンを設えて、吹き出し口をダイニング収納の天井部まで引っぱる案。それでないとリビング・ダイニング全体を冷やしきれないかもしれないという。廊下部分には、生涯購入量(?)を見越した大容量のCD棚を造り付け。収納の扉の仕上げは、**先生にさまざまな説明をしていただいた上で、刷毛塗りのオイルペイントということに。南側の寝室の窓は、開口部2カ所を部屋の隅にするか、やや内側に入れるかディスカッション。隅を開口部にすると将来のレイアウト変更の自由度が下がるので、やや内側に配置する案で。ガラスとガラスの間、縦方向のサッシュ部分を方立(ほうだて)と呼び、素材によって値段がかなり異なる(木>アルミ>鉄)。メンテナンス性と価格面でバランスがいいのはアルミ。幅が狭いほうが建築的には美しいが値段も張る。方立はマリオンといい、「有楽町マリオン」の名はそこに由来する(全部**先生の受け売り)。

なんだか、キッチンだけでなく、インフィル全体も、見積もりが出て我に返るということになりそうな予感。仕様についても、電話線の取り口など、大事なことを見落としている気がする。考えるとキリがないが、誰が決めてくれるでもなし、自分で考えるしかない。

2005/11/23(Wed)
コーポラティブハウス | trackback(0) | comment(0) |


Tiki / Richard Bona

Tiki / Richard Bona
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カメルーン出身のベーシスト/ヴォーカリスト、リチャード・ボナの新しいソロアルバム「ティキ」。ザヴィヌル、オラシオ・エルナンデス、渡辺香津美らとの共演でずっと気になっていたけれど、CDをきちんと聴くのは今回が初めて。録音場所はニューヨーク、パリ、リオデジャネイロ。ブラジルからジャヴァン(vo)、マルコス・スザーノ(perc)、トニーニョ・オルタ(g)、ジャズのフィールドからマイク・スターン(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)、ギル・ゴールドスタイン(arr)といった大物が参加している。

なんとも不思議な混淆音楽だ。アフリカンにインドのスパイス(インド系英国人のスシェーラ・ラマンがvo)とポルトガル語ラップが加味されるM1。マイク・スターン、ヴィニー・カリウタという猛者を従えながらもイーグルスみたいなカントリーロックをやるM2。ウェザー・リポートがレゲエをやったかのようなM4。アコーディオンからフレンチ・カリビアンが香るキューバンのM6。マルコス・スザーノがゴリゴリ叩き出すサンバにアフリカンな歌とギターが乗っかるM11…。

さまざまな音楽のチャンプルー。それでもしっかりアフリカのアイデンティティを感じさせるのは、ボナの透明な声、柔らかなアクセントによる歌のおかげだと思う(歌詞はカメルーンの言葉だろうか)。

アルバム中盤にハイライトがある。ジャヴァン、トニーニョ・オルタ、マルコス・スザーノが参加する、比較的ストレートなブラジリアン、M7。これがLPで言えば“A面”のラスト。そして、ジャコ・パストリアス作のM8がインタールードになって“B面”がスタート。なかなか心憎い演出である。

ショップではジャズのコーナーに置かれていたけれども、これほどジャンル分けの難しい音楽はない。自分のiTunesでは、ユッスー・ンドゥールやセサリア・エヴォーラなどとともにAfricanに入れておこう。そうとしか分類のしようがないから。

こんなアルバムもあるらしい。備忘に。
トト・ボナ・ロクア

Richard Bona Bonatology

2005/11/20(Sun)
CD | trackback(2) | comment(1) |


Tropical Truth / Caetano Veloso

Tropical Truth: A Story of Music and Revolution in Brazil / Caetano Veloso
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カエターノ・ヴェローゾが1997年に出版した自伝/評論、"Verdade Tropical"の英訳(2002年)。1960年代末にブラジルで起こった音楽運動「トロピカリズモ」について主導者みずからが語る、という内容。彼のウェブサイトでも一部を読めるが、通読したくなって購入した。Amazon.co.jpに出品しているCaimanから、リーズナブルな値段でハードカヴァーを買えた。

"Bossa Nova"というチャプターが非常に興味深い。ボサノヴァがブラジル音楽にもたらした影響と、ロックンロールがアメリカ音楽にもたらした影響とを対比させている。ジョアン・ジルベルトによるボサノヴァの発明は、革命ではあったけれども、同時にブラジル音楽の伝統を継承するものでもあった。一方でロックンロールは、豊かな音楽的遺産を否定して、アメリカポピュラー音楽の歴史を断絶した。ジョアンのChega de Saudadeは、今でもあらゆる世代が歌詞やメロディを記憶していて、数万人規模のコンサートでも合唱される曲だけれども、「もしだれかがBlue Suede Shoes、Roll Over Beethoven、Rock Around the Clockなどを演奏しても、そんなことは起こらないでしょう」と書いている。

今年5月の来日公演でカエターノは、自作曲Baby、コール・ポーターのSo in Love、Love for Sale、カルメン・ミランダのAdeus Batucada、ノヴォス・バイアーノスのBrasil Pandeiro、プレスリーのLove Me Tender、そしてManha de Carnavalまでを歌った。それらは、この本で披露されている考えをもとに選曲され、演出されたように思える。A Foreign Soundでアメリカ音楽からの影響を総括したカエターノが、今度は自著のステージ化を試みた。つまり今年のショウは、"Verdade Tropical Ao Vivo"だったのではないだろうか。

いずれにしても、カルメン・ミランダ没後40年、ロック誕生50年という、ある種の節目の年に、日本にいながらにして(しかもジョアンと同じステージで)それを体験できたのは、実に幸福だった。

Caetano Veloso
読売新聞[評]カエターノ・ヴェローゾ公演(写真あり)

2005/11/13(Sun)
CD | trackback(0) | comment(0) |


「コーポラティブハウスは売却しにくいって本当ですか?」

日経のサイトで紹介されている投稿。nLDKのように規格化された分譲マンションならば、そんなことを気にかけることもないのだろうけれども。建ってもいない家について、漠然と同じように感じるのも事実。「自分だけの住処」を志向しながらリセールバリューを考えるなんて、「自己撞着ですよね」と回答者は手厳しい。
NIKKEI NET
コーポラティブハウスは売却しにくいって本当ですか?

2005/11/12(Sat)
コーポラティブハウス | trackback(0) | comment(0) |


コーポラティブハウス第4回個別打ち合わせ(インフィルその3)

先週11月3日(木・休)、インフィルの打ち合わせで**先生のオフィスを訪ねた。造り付けの棚について考えあぐねて、夏休みの宿題が済んでません先生ごめんなさい状態で臨んだ。

まずは、これまで議題に上っていなかった照明プランについて**先生より説明と提案があり。1階の外構部分とガレージの照明はスケルトン扱いのままでOKだが、玄関ホール/エントランスの照明についてはいろいろなアドバイスとディスカッションあり。玄関は4メートル以上の奥行きがあるスペースなので、片方の壁にピクチャーレールをつけるなどして、ちょっとギャラリーぽくしたいと思っていた。そのためには照明の工夫が欠かせない。**先生からも、常夜灯のような最低限の照明だけでなく、ERCO(ドイツ)、Modular Lighting Instruments(ベルギー)、Kreon(ベルギー)といった海外の照明機器メーカーの製品を紹介いただいた。Modularのカタログの凝りようにびっくり。

レールをつけて照明をぶら下げるか、埋め込みにするかなどディスカッションがあった末に、3灯ほどを片方の“ギャラリー”壁面に当てるアジャスタブル(照明の方向を調整できる)のダウンライトでという結論に。あとは三和土に1個所、光量不足なら階段の一段め付近にダウンライトを設置する。ハロゲン(電球の寿命が長いが、明かりがはっきり強い、電球も高い)とクリプトン(3カ月に1回切れるが、明かりが柔らか)の説明があり、電球交換の利便性をとってハロゲンを選択。

FFL1003.jpg2階の居室は、リビング&ダイニングと寝室2部屋にダウンライト+壁の照明のプラン。特に問題なし。ただし、ダイニングの照明については議論があり。ペンダント型のライトにするならデンマークのルイス・ポールセンの製品をと希望したが、すっきりした天井からペンダントを垂らす野暮、そして、ペンダント照明でダイニングの位置が固定されてしまうデメリットもあると**先生から説明。そんな中で浮上したのが、イタリアFlos社のArcoという照明。ペンダントふうにも使えるフロアライトである。Arcoのことは知ってはいたけれど、自分の家に導入することは考えてもいなかった。「北欧がキーワードなんですけど、この照明はイタリアですね」(私) 、「でも、乗ってるクルマはイタリアですよね?」(**先生)といったやり取りがあり、Arcoの採用が急浮上。コスト的にも、ルイス・ポールセンの20万円くらいするペンダントライトより安上がりではある。

2階の照明とともに,階段の仕様が大きな議題になった。階段に吹き抜けを作るかどうかが前回の打ち合わせでも議題になり、**先生から吹き抜けについては「必要ないのでは」と疑問が呈されていた。ところが今回は**先生のほうから積極的な提案があり。1階踊り場から上を吹き抜けにして、3階(テラス出口の天井)にトップライトを設けるというアイデアである。2階~3階の折り返しが踊り場なしでキツくなるけれど、とても素晴らしい考えに思える。1階踊り場の床部分に蛍光灯で上向きのライトをしつらえて、昼間と夜を同じ雰囲気にしたらどうかという。これも賛成。

問題の造り付け棚だが、けっきょく西側の壁全面に造り付ける案は廃案に。その代わり、将来の拡張性、というかつまり増え続けるCDの枚数を考慮して、廊下部分にあたる2個所にCD、DVD、本、どれでも収納可能な造り付け棚を設計していただくことに。直射日光が当たらないので、このほうが良いかもしれない。リビングの収納は北方の1500mm幅に高さを活かした収納をお願いした。また、ダイニング横に、テレビを置けたり、本を収納できたり、柔軟性のある収納の設計をお願いした。

その他、バス、洗面所の水周りについて**先生から、3メートルという天井高だと冬に寒そうなので、天井をあえて2200mmくらいまで落とす案を提案いただいた。しかし、せっかく高い天井を下げてしまうのは抵抗があり、現状のままの天井高でお願いする。

キッチンは、各社からの見積もり待ち。届き次第、**先生に転送することにしよう。導入を決めたIHヒーターには、使ったことのない母から異論あり。使ってみれば3日で慣れると思うが、**先生からは実際に体験してみるようにアドバイスあり。これもショウルームに行って実際に試してみなければ。

【追記】
エアコンは、あのカタチが部屋に剥き出しになるのがいやなので、収納棚にビルトインするタイプを実現したい。

2005/11/09(Wed)
コーポラティブハウス | trackback(0) | comment(0) |


CD購入リスト2005-10-31(続き)

4/Supersilent
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ナイン・ホーシズ~アルヴェ・ヘンリクセンの流れで購入した、ノルウェイ電子ジャズ、スーパーサイレントのセカンドアルバム「4」。ボンバレコードの日本盤。ヤーレ・ヴェスペスタ(ds)、ヘルゲ・ステン(audio virus)、ストーレ・ストーレッケン(key, synth)、アルヴェ・ヘンリクセン(tp)の4人によるフリーインプロヴィゼーション。熱いけれど、ヒヤリと冷たい音楽。ライブを16mmフィルムで撮影したDVDもリリースされているそう。ノルウェイのジャズというとJaga Jazzist、Bugge Wesseltoft(&Jazzlandの諸作)を聴いていたが、このRune Grammofonというレーベルのことは全然知らなかった。そろりそろりと分け入ってみよう。
Rune Grammofon
www.grinningtroll.com(北欧ジャズの情報が詳しいサイト)

Runeology/Various Artists
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Rune Grammofonの日本向けショウケース的コンピ。選曲はレーベル主宰者ルーネ・クリストファーシェン自身。上記ジャケット写真とリンクは本盤ではなくRuneology 2のもの。

1960/Steve Kuhn, Scott LaFaro, Pete La Roca
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夭折したベース奏者スコット・ラファロがらみの発掘盤。ピート・ラロカ(ds)とともにコルトレーンのバンドをクビになったスティーヴ・キューン(p)が、ラロカとラファロを誘って1960年に自家録音したという。まだあまり聴き込んでないけれど、各メンバーのファン以外にとって、歴史に埋もれたままでもよかった作品かな。うちにはスティーヴ・キューンのリーダー作が2枚ある。なぜ買ったのかよく思い出せない。この盤も、なぜ…。グッゲンハイム美術館の天井を切り取ったアートワークは秀逸(でも、なぜグッゲンハイム美術館?)。

Mind Dusters/Kenny Rankin
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アン・サリーのカヴァーで気に入ったPeacefulを含む、ケニー・ランキンのファーストアルバム。1967年作品。サイケなシタールのイントロで始まるPeacefulは、時代を感じさせるが、タイトル通りピースフルな佳曲。エヴァーグリーンなソフトロック。

続ク

2005/11/06(Sun)
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ジューサ@ブルーノート東京

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ソロデビューアルバム(2002年録音)にノックアウトされて以来、来日を楽しみにしていたキューバのシンガーソングライター、ジューサ(Yusa)。ブルーノート東京に3日間出演の初日、9時半からのセカンドステージを観てきた。

逆三角形のヘア、テカりのあるキャミソール、太めのボトムという出で立ちで登場。カッコいいカッコいい。ところがステージに上がるなり、ギターのシールド不良か何かのトラブルに見舞われる。ジューサたちにとっても観客にとっても、やや集中力を削がれるスタートとなった。

「ごめんなさい、サウンドが違うのだけれど…」と別のギターに持ち替えて、Tomando el Centro(心の声)のイントロを弾き始める。Lonnie Scott'sでのライブDVDと同じく、ややダウンテンポのアレンジ。ファーストアルバム初っ端、この曲の疾走感にハマった口で、そちらを聴いてみたかったとも思うが、ジューサ自身がしっくりくる、ライブにおける自作曲の解釈がこれなのだろう。

A las Doce、La Numero 2(ジューサはこれを“ボレーロ、soft music”だと紹介して歌った)など、何曲かを歌ううちに、ようやく最初のトラブルの緊張がほぐれてきた。Cuestion de Angulo(見方の問題)の素晴らしさ。抑えよう抑えようとしながらも、キューバのグルーヴがじわりじわり表れてくる(スタジオ録音にはクラベスが入っているが、このバンドにはパーカッションがいない)。スタジオ録音でしか聞こえないはずの男声コーラスが、たしかに聞こえた(自分の声だったか?)。横揺れしながら聴いて、気持ちよかったなあ。

この曲、そして中盤、愛息を歌ったUna Vaca y una Foca(雌牛とアザラシ)あたりから、ジューサは完全にペースを取り戻した。時にギターを置いて、純粋に歌手・ヴォイスパフォーマーとして語りかけてきた。セカンドアルバムのタイトル曲Breathは、プロデューサーであるデスセメール・ブエノが9・11をきっかけに書いた曲だという。

「breath(息をする)というのは、生きているということ。そして、ここにいられるということです」

この曲に限らずジューサは、曲ができた経緯を一生懸命観客に伝えようとしていた。

脇を固めるミュージシャンも素晴らしかった。ピアノ/キーボードのロベルト・カルカセスは、ファースト~セカンド、ライブを通じて、バンドの音楽監督的な存在。ギターのレイ・ウガルテは一頭地を抜くベテランらしい。コーラスも担当し、自分のパートがないときは横からジューサを優しく見守っていた。レイが伴奏をしたという歌手がジューサは大好きで、毎日のように聴いていると言っていた。もしかしてそれはMarta Valdesだったろうか。その流れで、トレスによる静かなインストを1曲披露。

そして、6弦エレキベースとダブルベースのラファエル・パセイロ、ドラムのラムセス・バラルトのタイトでパワフルな演奏にも驚いた。Involucion、La Partidaなど上げ気味のナンバーで、ジューサに負けない強烈なエネルギーを放出していた。Chiquichaca(アンコール曲のはずだった?)までぶっ飛ばして、そのまま終演に。

ジューサ、ありがとう。あと4セットのライブと、秋の日本を楽しんで行ってください。

Yusa (vo, g)
Roberto Carcasses (p, key, kajon)
Rey Ugarte (g)
Rafael Paceiro (b)
Ramses Baralt (ds)

ブルーノート東京 ジューサ
www.yusa.co.uk

2005/11/04(Fri)
ライヴ - その他の音楽 | trackback(4) | comment(1) |


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