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松田美緒@六本木スーパーデラックス

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2007年2月2日(金)
松田美緒(歌)
加々美淳(ギター)
川瀬眞司(マカフェリギター)
福和誠司(パーカッション)
山田裕(7弦ギター)
ペインティング:Walderedo de Oliveira
Super Deluxe

深夜、帰宅途中に、中天近くにほぼ真ん丸の月が浮かんでいた。歩くと月光のつくる影が足にまとわりついた。月の光がつくる影は、街灯の影とくらべて薄く儚いけれども、輪郭がよりくっきりしていた。そのことに気づいて驚いた。これまで知らなかったことに、もっと驚いた。

松田美緒のアルバム発売記念ライヴ。第一部のハイライトは「メロヂア・センチメンタル」だったように思う。月が題材のその歌を唄い出すのに、今夜は満月ですね、と松田は言った。前の日眠れずに明け方の月を見上げていたこと、月のエネルギーが人に影響を及ぼすこと(特に女性に)、なども。衣装の赤、黒、白に、ここから見えない満月の青が混じった。

青はインターバルのライヴペインティングに引き継がれた。青い下地のうえに、海の女神イエマンジャーの姿が描かれた。画家は女神の上方に白い絵の具で丸を描き、青を加えて月を完成させた。松田が見事な白のロングドレスを着てあらわれ、本を手に歌と朗読を始めた。「海からすべての喜びと悲しみがやってくる」という一節に沖縄奄美の伝承ニライカナイを連想し、奄美の海の色が目に浮かんだ。それは黒糖焼酎れんとの瓶の青色と重なる、きわめて即物的で貧弱なイメージなのだけれども。

そのように第一部が月の部だったとしたら、第二部は海の部。ルイス・ゴンザーガ作の「アーザ・ブランカ(白い翼)」は、カエターノによるフォーキーなカヴァーでしか聴いておらず、新鮮な印象を受けた。海に祈りを捧げる曲が演奏されるステージは、ふと視点をかえると、そちらこそが海で、客席が陸、観ている我々も海に向かって祈りを捧げていた。情熱の赤い実ピタンガでつくったカイピリーニャを手に持って。そう見立てることもできたと思う。

アンコールの1曲目「愛の歌」は、福和誠司のパーカッションが絶妙で、バラードに軽快さを与えた。人生を讃える最高なナンバー「サイコー」でのエンディングにつなげる、巧みなアレンジだった。

去年のクリスマスから数えて、40日あまりで3度、松田のライヴを観たことになる。それらはそれぞれ違う印象を心のなかに残し、いろいろなことを教えてくれ、気づかせてくれた。これから3~4カ月、ブラジルへ“修行”に出かけ、帰国後にツアーを予定しているという。楽しみにしていよう。

# 終演後にご本人とちょこっとだけ話すチャンスがあったが、前回のライヴで素晴らしかったピシンギーニャとジョビンの曲を録音してくださいと頼むのを、ボーッとして忘れた。

2007年1月26日のライヴ
2006年12月23日のライヴ

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2007/02/02(Fri)
ライヴ - ブラジル&周辺 | trackback(0) | comment(0) |


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