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Mike Stern Band featuring 小曽根真ほか@ブルーノート東京

MS

このライヴ、しばらく前に座席を予約していたものの、実際観に行くかどうか当日になっても決めかねていた。最近クラシック音楽にはまり、猛烈な勢いでCDを買い込んでいる。すべてを消化しきらないうちに次から次へと聴きたいタイトルができる。時間とお金を無駄にしないようにディスクガイドや参考書を読む。するとさらに聴きたいものが増え…と、まるで蟻地獄のような状態である。ブルーノートに行けば入場料と飲食代あわせて1万円以上の出費になるし、整理券入手~入場の手続きに実演奏と同じくらいの時間がかかる。「その金と時間があれば、あの交響曲全集が買えるし、あの曲がじっくり聴ける」というわけで、これまでのように気軽に(いわゆる)ジャズの生演奏を楽しめるのかどうか。

結論から言えば、そんな心配はまったくの杞憂で、足を運んで本当によかったと思う。録音盤を聴いていないので曲名がわからないけれど、以下、感想メモの書き起こし。

1. ---
深めのリヴァーブをかけたギターにハモンドオルガンが絡む、ファンキーなテーマをもつ曲。いきなりの長尺ギターソロが圧巻。コロコロ転がる小曽根によるシングルトーンのピアノソロも快適。ウェックルのドラムはエルヴィン・ジョーンズとマックス・ローチを足して2で割ったような凄まじさ。最後は完全にロックな展開で、1曲目からごめんなさいでした。

2. Slow Change
ブルージーな曲で、中間のブリッジはピンクフロイドかと思った(ピンクフロイドについて実はよく知らないが)。ここでもハモンドオルガンが効果的。ウェックルのドラムで、ふとコージー・パウエルを思い出した。チャイコフスキーの「1812年」をバックにした強烈なソロ。

3. ---
導入部、スターンと小曽根が数小節ずつを交換する。リードするのは小曽根のピアノで、ドビュッシーふう~ブルース~バップと手を変え品を変え繰り出すけれども、応答するスターンはそれほど多彩な手数を持っておらず、最後はギブアップ(その様子はかわいかった)。テーマはバップアクセントがありちょっとモンクぽい。知っている曲だったかな。小曽根のソロ(ピアノ)は間を十分活かして弾きすぎないのが好印象。長いベースソロ(クリス・ミン・ドーキー)も退屈させなかった。

4. ---
またまたギターとピアノのみで、リズムの2人は休憩。音と音色を探しながらのような静かなデュオ演奏。小曽根が挿入した7/8拍子のパッセージは何というの曲の引用だったか(思い出せない)。

5. ---
前曲終盤のスターンの美しいコードワークを伏線に、そのままバラードへ。美しい曲だった。この曲には小曽根のソロの出番がなかった。なぜ?

6. ---
4ビートに16ビートのシャッフルがまざったような気持ちのよいリズム。ウェックルのブラシワークと小曽根のオクターブによる掛け合いがスリリング。バスドラ3連が踏まれた時は、ツインバスでないことを目で確認した。念のため。

7. ---
ファンクっぽいアクセントのギターカッティングでスタート。スターンのギターはまたもやディストーションをかけ、これに負けじとハモンドオルガンにもファズが。ジョン・ロードかと思った。

8. ---
アンコールはヘヴィなブルース/ロックチューン。

お客さんは、スターンのギター小僧ぶりを聴きにきた層と、小曽根のピアノを聴きにきた層に二分されていたと思う。ギター小僧が自分の名を冠したステージで主役の座を明け渡すはずもなく、ともかくスターンは弾きまくり、小曽根が大人のサポートに回るという案配。小曽根ファンはがっかりだったかもしれない(目の前にいたご年配のカップル2組は小曽根ファンだったと思われるが、スターンが“ギュイーン”とチョーキングしている絵がオーバーラップして、後ろから見ていて珍妙だった)。でも、安直にスタンダードなどを取り上げなかったのがよかった。3曲目でも明らかだったように、器用でないスターンに小曽根が喧嘩をしかけたら音楽が成立しなくなっていただろうから。2時間弱、弾きまくったスターンには「お疲れ様」、小曽根には「ありがとう」と言いたい。

帰り道、iPodで久しぶりにジャズを聴いた。Kurt Rosenwinckelのギターと、Karin Krog(& Steve Kuhn)の歌が染みた。「やっぱり、ジャズっていいもんですね」と、水野晴郎みたいな感想をもった。

Mike Stern (g)
Makoto Ozone (p, org)
Dave Weckl (ds)
Chris Minh Doky (b)

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2007/03/30(Fri)
ライヴ - ジャズ | trackback(0) | comment(0) |


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