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松田美緒@プラッサオンゼ

リハーサルのようなライヴだった。決して悪い意味ではなく。カボ・ヴェルデ、モザンビーク、アンゴラ、東ティモール――“グレーター”ポルトガル語圏を巡って、たいそう綺麗な音楽の絵葉書を集めてきた。きれいでしょ?きれいでしょ?と、無邪気に歌ってみせたのだ。「ブラジル大使館で招待客だけのクローズドなライヴをやることになったので、それを一般公開」。どこか他所ではこうは行かなくても、ここでならそれができる。初めて歌う曲、初めて共演する人(パーカッションのヤヒロトモヒロには本当にびっくり。千手観音ですか?)。ちょっと未消化で学園祭みたいなところがあったが、それはそれでよかったのではないだろうか。

グレーターポルトガルの歌が云々といっても、やはりファド(今晩は2曲だけだったかな)の節回し、ブレスコントロールにいちばん感じ入る。松田の真骨頂だろう。このテンポでこのメロディで、この声は活きるのだなあと思う。

さらに、「真珠のモレーノ」と呼ぶ新しい自作曲でのエネルギーの溢れ方。アンコールで歌った「燕たち」というアルゼンチンの曲(スペイン語)。唯一のブラジルの曲、Se todos fossem iguais a voce(モライス/ジョビン)。前の晩エリゼッチ・カルドーゾのLPを久しぶりに引っぱり出して、まさにこの曲を聴いていた。松田の歌で今晩聴けるとは思わなかった。1コーラス終わって、ストリングスが欲しいなと思った途端、ゲストの江藤有希のヴァイオリンソロ。半コーラスやってヴォーカルに戻してしまったのだが、もう少しやってくれてもよかった。3でのヤヒロトモヒロと鬼怒無月のインタープレイはスリリングで、ディープ・ルンバを彷彿とさせた。

3月18日、4月25日もライヴが予定されているそう。4月のはPAなしの生音ライヴ(近江楽堂)とのこと、ぜひ聴きに行こう。

1st set
1. 「モザンビークの歌で、夕陽」
2. 「アンゴラの歌で、ムシマ(こころ)」
3.
4. Pitanga
5.
6. Foi Deus
7. 東ティモールの歌(アカペラ)
8. Lua
※マイラ・アンドラーヂが歌っていた

2nd set
9. 詩の朗読~
10. ナンセン(といった?)(ファド)
11. 真珠のモレーノ
12. サントメ・プリンシペ
12.
13. ゴンドラの唄
※「今日黒澤明の映画の挿入歌を歌うのはタイミングがいい」といっていたのは、没後10周年だから?
14. Se todos fossem iguais a voce
15. サイコー

アンコール
16. 燕たち

松田美緒(vo)
鬼怒無月(きどなつき)(g)
ヤヒロトモヒロ(per)
[ゲスト]
マイア・バルー(flute、vo)
※まだ24か5か。迫力あったなあ。
江藤有希(vn)

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2008/01/24(Thu)
ライヴ - ブラジル&周辺 | trackback(0) | comment(0) |


新宿末廣亭正月二之席夜の部ほか

朝、東京アメリカンクラブ。建替えのために麻布台から高輪に一時移転。仮とは言え立派な建物。三菱創業者岩崎彌太郎に何か関連する、そこは更地だったという。休憩時間にパーヴォ・ヤルヴィ;フランクフルト放送響のブラームスチクルスのチケットを取る。6月、楽しみ。

新宿に移動。ディスクユニオンでクラシック中古CD新着約5000枚をザッピング。ブラームス、ブルックナー、バッハ、マーラー、R. シュトラウスを計11枚。

寄席がはねた後、実に久しぶりに「つな八」で天ぷら。目当ての入口そばのカウンターで。ビール1本、刺身(黒ソイ)、上定食(上天麩羅御膳)。定食は御膳といい、定食と呼ばなくなったのか?

以下、新宿末廣亭正月二之席夜の部
●三遊亭歌る美「初天神」

●柳亭こみち「たぬき」
滑舌よく、噺が引き立つ。

●林家正楽(紙切り)
初夢、雛祭りが見事。しかしパッと見でゲシュタルト的に理解できない。作家性(?)が強過ぎるのかな。昭和41年に入門というから私の人生と同じ歳月紙切りしているわけだ。恐れ入ります。

●入船亭扇遊「葛根湯医者」

●柳亭小燕枝「強情灸」
古今亭志ん五の代演。「「風邪で休む」と元気な声で電話があった」とのこと。志ん五は昨年浅草で観て涙が出たので残念だったが、小燕枝も面白かった。灸の数は24個。

●三遊亭圓丈
友人が「寿限無バイオテクノロジーバージョン 」が面白かったというので楽しみにしていたのだが、今日は時事(?)ネタ。地デジ=血出痔、中国の食品問題(段ボール肉まん、シナチク)、万里の長城は段ボールでできている、遅れてきた韓流(天国の階段)。

●柳貴家小雪(大神楽)
お見事でした。

●柳家〆治「松竹梅」

●柳家権太楼「代書屋」
長い枕の後に。代書屋の声音が見事。

●三遊亭金馬「四人ぐせ」
なくて七癖、あって四十八癖。鼻の下をこする、目をこする、袖口を引っぱる、そりゃいいやと手を叩く。寄席の客の癖を描写する細かさ。観察眼が素晴らしい。声がよく通る。

●昭和のいる・こいる(漫才)
「健康であれば死んでもいい」(こいる)という健康フェチ、いそうだなあ。PA(?)の音が悪く2階席では喋りが聞き取りづらかった。

●川柳川柳「ガーコン」
4日の鈴本で「今年はしばらくこれで」と予告していた通り、開口一番「首相の福田康夫です」。似ているから「取材に来た」というが? 著書のコマーシャルと、古典よりラテン~は去年浅草で聴いたと思うが、今日はマラゲーニャでの声の張りが4日の上野と比べると別人のよう。昭和6年生まれ、3月で喜寿。元気だ。

●柳亭左楽「悋気の火の玉」
橘家圓蔵の代演。間合いがよかった。

●太神楽社中(寿獅子)

●春風亭一朝「蛙茶番」
「イッチョウ懸命がんばります」で始まるのだが、がなりすぎるのと滑舌が悪いのとで、やや空回りな印象。残念。

●柳家小袁治「素人鰻」
鰻をつかもうとする芸が見事。

●古今亭志ん駒
蜷川幸雄~博多(アラ煮てたのねー)。志ん生師匠へのしくじり(エメロンシャンプー半分頭にぶちまけて師匠の顔が真っ青)には笑った。手旗信号はさすが。

●花島世津子(奇術)

●柳家小三治「紅屋の隠居」
だんだんよくなる法華の太鼓。週刊誌の文章はそれではいかんと学校を出て教えられたが、今日の噺は法華の太鼓だった。微妙に長い間がスリリング(フリーズしたような、トチったような)だが、しかし、名人。緞帳は下がったが、落語にはカーテンコールはないんだね。

2008/01/18(Fri)
ライヴ - その他の演芸 | trackback(0) | comment(0) |


吉例落語協会初顔見世特別公演@鈴本演芸場

平成20年正月初席「吉例落語協会初顔見世特別公演」
新春爆笑特別興行
2008年1月4日 第二部
鈴本演芸場(上野)

銀座線に意外に乗客が多くて驚く。虎ノ門で金刀比羅宮のお札らしき袋をもつ人がいる。まだ4日、ゆるゆるとした仕事始めなのだろう。演芸場には早めに着いたが当日券80枚はすべて売り切れ。昼飯を食ってから並びなおしてようやく立見券が取れた。

落語の後は渋谷に移動。本を2冊(戦争の経済学/ポール・ポースト(山形浩生訳)、ブラームスの音符たち/池辺晋一郎)。のんべい横町の「dress」で2人で赤ワイン3本+。ケニー・バレルの素晴らしい盤をLPで聴かせてもらう。知らなかった2枚はAmazonでCDが見つかった。

●橘家圓太郎
前座からさっそく小朝の離婚ネタ。「腹に飲み込んだはずの言葉が聞こえる女の特殊能力」というのが深いなあ。

●伊藤夢葉(マジック)
鞭のあの扱いは何だったんだろうか。ロープとハンカチの芸は見事。

●古今亭菊丸「子ぼめ」
出てきかた、下がりかたがおかまっぽいなあ。

●鈴々舎馬風
女子スポーツ選手の品評。

●柳家喜多八
「今年も、清く気怠く美しく」と抱負。気怠いのは確かだが、清いかどうか知らないし、少なくとも美しくはないと思うぞ。

●ロケット団(漫才)
けっこう面白かった。去年のホンキートンクといい、若手漫才師はモッズスーツが好きなのかね?

●林家正雀
忠臣蔵の端唄。

●橘家文左衛門
全自動麻雀卓の上で落語という話がおかしい。

●柳家喬太郎「初天神(飴と団子)」
みたらし団子をねぶる、あの意地汚い様子。上手だなあ。「お父っつあんを連れてくるんじゃなかった」で話は落ちるが、あの父では坊やの行く末は…。

●入船亭扇遊「手紙無筆」

●伊藤寛・千寿子(ニューマリオネット)
マリオネットの獅子舞。名人芸。顎、首、四肢、尾、背中、すべてに細かな表情がある。本当に人間が入っているようだなあと思っていたら、最後に中から人の人形が現れる。その脚運びまで描写され、参りました。

●福田康夫こと川柳川柳「ガーコン」
昨年浅草でも観たが、今回は少し元気がなかったかな? 正月の飲み疲れ?

●古今亭志ん輔「相撲風景」
目にツンとくる泡の多い酒瓶。本当に上手な芸だが汚い話。そばの旦那は大受け。そうなのか、それでいいのか?

●橘家圓蔵
「ガメる」「廊下に立たされる」という言葉を久しぶりに聞いた。

●あしたひろし・順子(漫才)
御年86歳の摺り足のサンバ(マツケン)。順子がひろしの禿頭に帽子を被せる変な落ち。それで終わりかよっ!と思わず吹き出す。

●林家いっ平
滑りまくり。父親の遺産で食ってますからと開き直るような風情もあり、どれだけ食っていけるのだろう。

●林家二楽(紙切り)
アメリカのネズミ、日本のネズミが見事。

●春風亭小朝
集中力、幅、深みに加え、馬鹿馬鹿しい軽さもあり、さすがと思う。頭のいい人だなあ。時事ネタが面白く、メモに残っているのが、“漢方薬は効かない"、“北京五輪のメダルは金銀銅に鉛の四種”、“イケメンで大相撲再生(落ちはポロリ)”。

2008/01/04(Fri)
ライヴ - その他の演芸 | trackback(0) | comment(0) |


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