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A Hundred Birds Orchestra@渋谷On Air East

2008年2月29日(金)20:00
A Hundred Birds Orchestra
渋谷On Air East


家を一緒に作ったお隣さんがレコード会社の方で、たまに飲みに出かけると音楽の話になる。担当アーティストの中に「大人数でハウスを生演奏するストリングス入りのオーケストラ」がいて、ライヴがとてもよいという。「クラシックのコンサートホールで演奏したら面白そうですね」などと話していたら、今夜のライヴに招待してくださった。

ハウス~エレクトロニカを聴かなくなって(ディスクを買わなくなって)しばらくたつ。きっかけはたぶんKOOP(2003年)とBlaze(2004年)のドラムなしライヴに心底がっかりしたせいだ。CDやフロアで聴くならまだしも、実演でリズムを機械に任せてしまうと音楽が死ぬ。いくら上物をピーヒャラやって歌を付けても、カラオケボックスの熱唱かNHKのど自慢のような仕儀になる。以来、クラブ系音楽については浦島太郎のような状態で、このA Hundred Birdsも知らずにきた。もったいないことをした。

中盤、San Salvadorでフロアを異様なハイテンションに引っぱり上げ、直後にストンと短いブレイクを入れる。時計を見ると開演からちょうど1時間。その間ノンストップ、2人の女性シンガーが入れ替わり立ち替わり出てきたりして、耳も目も飽きさせなかった。曲間でバスドラやベースの低音だけを係留しておき、次の曲でがらりと音の風景を変えてみせるところなどDJの手法そのもの。

ブレイク後、バッハの無伴奏をサロンぽくしたような見事なヴァイオリン独奏があり、後半に突入。弦(VnまたはVaが8、Vcが1の計9本=全部エレキ)は前に出たり後ろに引いたり、強靭なリズム(ドラム2、パーカッション3、ベース2、ギター1、キーボード2)とトップを争うよう。こないだのバカラックのようなオーガニックな融け方ではないが、何でもトッピングできる四つ打ちの深さを感じる。ただし、やはりリズムが人力だから面白いのだろう。

Salsoulのノンストップミックスを生演奏で聴いているような具合で楽しい。プレイヤーたちも楽しみながら演奏しているのがわかる。しかし、何かもう少し違う味がほしい気もしていた。そこへ最後のアンコールでLove is the Message(恒例なのだそう)。最初のほうだけバスドラのパターンが変わり、よい口直しになった。2人のシンガーが並んでスリー・ディグリーズのマイナス1。それならバックコーラス3人を前に引っぱり出して、本格的に振り付きでやってくれてもよかったと思う。

大阪から出てきたということを“指揮者”が何度か話していたので、Determinationsという大阪のスカバンドのことを思い出した。今どうしているのかと調べたら、解散しちゃたのか、あらら。

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2008/02/29(Fri)
ライヴ - その他の音楽 | trackback(0) | comment(0) |


バート・バカラック@東京国際フォーラム

エルヴィス・コステロが、バカラックとの曲作りの作業は「心地よい拷問(pleasant torture)だった」と語っている*。

文脈こそ違え、この言葉で今晩のショーがどのようなものだったかうまく言い表せるように思う。音楽による嬲り。倒れると洒脱なトークで立ち上がらされ、またsweetest punchを浴びて崩れ落ちる。セットリストを書き出してみて、「心地よい拷問」プログラムは相当に練られたものであることがわかった。

最初期から60年代、80年代のヒットナンバー、映画主題歌と、宝石のような名曲たちを惜しげなく時にメドレーにして披露。ピアノコンチェルトなどで指揮者が「弾き振り」をするというのがあるけれど、バカラックの場合は「弾き振り歌い語り」である。その難しそうな仕事をさらりとこなす。シンガー、ミュージシャンたちの実力も確かで、すべての音のピースが収まるところに収まり、およそ無駄というものがない。管弦楽団もひとつの楽器として機能していた。

しかし、ショーが単なる遺産目録の読み上げにとどまっていたら、ここまで深い感動は得られなかっただろう。むしろ、新アレンジを施した旧曲(たとえば Look of Loveのブーガルーふう味付け)、最新アルバムからの曲、出来立ての新曲(組曲風の意欲的なインストゥルメンタル)、ゲストとのコラボレーションなどで、80歳にして衰えることない創作意欲、表現意欲を見せてくれたところに、より大きな感動があった。

「この人と同じ時代に生きていてよかった」と思う人はそれほど多くない。バカラックは、間違いなくそう思える一人だ。

* Painted from Memoryのステージの模様と、バカラックとコステロのインタビューを収録した50分番組。ずっと前にNHK BS2を録画した。ちょっと調べてみたが、売っているものが見つからなかった。DVDにはなっていないのだろうか。素晴らしい内容なのに。
(了)

Burt Bacharach
東京ニューシティ管弦楽団
Donna Taylor (Vo)
John Pagano (Vo)
Josie James (Vo)
David Coy (Bass)
Dennis Wilson (Woodwinds)
Rob Shrock (Keyboards, arrangement)
David Crigger (Drums)
Tom Ehlen (Trumpet/Flugelhorn)

1. What the World Needs Now
2. Don't Make Me Over
3. Walk on By
4. This Guy's in Love with You
5. I Say a Little Prayer
6. Trains and Boats and Planes
7. Wishin' and Hopin'
8. (There's) Always Something There to Remind Me
~メドレー、終わり~
9. One Less Bell to Answer
10. I'll Never Fall in Love Again
11. Only Love Can Break a Heart
12. Do You Know the Way to San Jose?
13. Anyone Who Had a Heart
~元妻キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作と紹介して~
14. Heart Light
~エルヴィス・コステロとの共作と紹介して~
15. God Give Me Strength
~初期の4曲~
16. Magic Moments
17. Story of My Life
18. The Blob
19. Tower of Strength
~最新アルバムから2曲。7歳、12歳、19歳の子どもたちの話~
20. Go Ask Shakespeare
21. In Our Time
22. Close to You
~書き上げたばかりの新曲~
23. For the Children
~ゲストのオランダ人歌手Traincha入って~
24. Falling out of Love
25. Who'll Speak for Love
~映画のために書いた曲をいくつかと話して~
26. The Look of Love
27. Arthur's Theme (Best That You Can Do)
28. What's New Pussy Cat
29. April Fools
30. Raindrops Keep Falling on My Head
31. The Man Who Shot Liberty Valance
32. Making Love
33. Wives and Lovers
34. Alfie
35. House is not a Home
~メンバーを紹介、今の気分にぴったりの曲と紹介して~
36. That's What Friends are for
~アンコール~
37. Any Day Now
38. What the World Needs Now
39. Raindrops Keep Falling on My Head

2008/02/16(Sat)
ライヴ - その他の音楽 | trackback(0) | comment(0) |


ハーディング;東フィル マーラー:交響曲第6番

2008年2月14日(木)19:00
東京フィルハーモニー交響楽団
第36回東京オペラシティ定期シリーズ
マーラー交響曲第6番 イ短調
指揮 ダニエル・ハーディング
東京オペラシティ コンサートホール

当初はポリスの追加公演に行く予定が、2日連続で東京ドームでライヴを観るのもクリエイティヴでない気がして、友人にチケットを譲った。初日の素晴らしいパフォーマンスを観た後では、2日連続でもよかったじゃないかと思わないでもないが、かわりに今日のこのハーディング;東フィルを聴けたのは本当によかった。

ハーディングの演奏で事前にCDを聴いたのはマーラー4とブラームス3&4の2枚。すべての音を書かれたまま誇張も矮小化もせず鳴らす、フェアでバランスの取れた演奏という印象をもった。東フィルは昨年12月、日比谷公会堂でショスタコーヴィチ交響曲第4番を井上道義指揮で聴いたのに引き続き。

今回は比較的入念な準備をして演奏会に臨んだ。ポケットスコアを見ながら(読むというレベルではない)曲を聴いたおかげで、構成が頭に入って全体像をよりよく把握できたように思う。実演の体験を実り多いものにするために、今後もできるだけスコアを見るようにしよう。

私のような初心者にもわかりやすい、指揮者の解釈のチェックポイントが2つ。まず、中間の2楽章の順番をどうするか。歴史的にスケルツォーアンダンテの順だが(上述のスコアも)、最近はアンダンテースケルツォの順で演奏されることが多いそうだ。だからハーディングは後者だろうと予想できたが、この順番で入れているCDを事前に入手できなかった。2つめのチェックポイントは、最終楽章で用いられるハンマーの打撃回数。2回か3回か。バーンスタインの同曲DVDでは、奏者を仰ぎ見る角度でカメラを固定して、3回ハンマーが振り下ろされるド迫力場面を写している。

さて、正面2階の最後部の席に着くなり、ハンマーの位置を探す。中央よりやや上手寄り。あるある、重たそうなスレッジハンマーが。

第1楽章、「アルマの主題」の後、弦が夢のような響きをする(89~90小節)。2度目は倍音が響いてさらに心地よい。主題再現部での三連もきっちり決める。カウベルがよく聞こえない。CDでは他楽章との音量差に気を配っていなかったが、この楽章のカウベルは遠くから聞こえるよう舞台裏で演奏されるのが慣わしだそうだ。コンサートマスターのヴァイオリンソロとホルンの絡みが美しい。

第2楽章、アンダンテの緩徐楽章。ヴァイオリンの対向配置が効いて、響きに広がりがある。しかし、ことこの曲に関しては対向配置の問題点もありそうだ(後述)。ヴァイオリンとフルートの二重奏あたりが色彩感に溢れ、青基調の色が見えた気がした。

第3楽章、CDで聴いていた他のどの演奏より速めのテンポ。

第4楽章、金管群がますます存在感を増し、カウベルがシャリンシャリンと鳴って第1楽章を想起させると、小太鼓奏者がおもむろに席を離れてハンマーのもとへ移る。(イチ、ニイ、サン…)ドンッ! この一発目のハンマーからオーケストラにぐんと推進力がつく。弦との音量バランスを気遣う様子もなく、ハーディングは金管群を解き放つ。対向配置で第2ヴァイオリンの音量が小さく聞こえるせいかどうなのか、完全に弦群の音量が負けている。これは、オーケストラのせいか指揮者のせいか、あるいはそういう曲だからか会場のせいか、わからない。他の機会にぜひ確かめたいものだ(来年、ハイティンク;シカゴが来日して第6番を演奏するようで、行きたくてたまらないがチケットが高すぎる…)。ハンマーは結局2回。このへんのことはプログラム解説のリーフレットに詳しく、東フィルはとても親切だと思う。

フィナーレ、音が消えてからも20~30秒、指揮者は腕を下ろさず、観客もじっと拍手をこらえた。これはなかなか感動的だった。背中を丸めて前傾し、腕を肩からくるくる回す指揮ぶりは、サイモン・ラトルに似ていたような気がする。

終演後、ロビーでサイン会が開催され、前日発売されたばかりのマーラー10のディスクにサインをもらった。比較的小柄な、ごく普通の青年だった。

---
東フィルのブログを見たら、ハーディングがこの曲を指揮するのは初めてだったそう。今後第6番を録音することがあったら、この日の演奏を思い出して楽しめそう。当日発熱していたとのことで、お疲れさまでした。

東フィル公式ブログ
http://ameblo.jp/tpo/day-20080212.html

2008/02/14(Thu)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


ザ・ポリス@東京ドーム

●アンディはほとんど赤いストラトキャスター(ローズ指板)を弾き、テレキャスター(トリビュートモデルかな?)は8~11の4曲のみ。ソロが長めで少し驚いた(6. Driven to Tearsはオリジナル8小節のところ24小節。できれば録音通りのフレーズを聴きたかった……!)
●7. Hole in My Lifeが自分の今晩のハイライト。エンディングのブレイクでスチュアートのドラミングの格好いいこと。スティングは高音が出なくなったわけではないようだが(14. Roxanne)、曲によって低い音にフェイク。
●スティングのベースはフレットレスではなかった。フェンダーのプレシジョンベース。右手はピックを使わず指弾き。曲によってベースが聞こえづらいことも。
●スチュアートは後背に設置したパーカッションを併用(9と12)。よかった。ヘアバンド、眼鏡、Ghost in the MachineのTシャツ姿で、上半身はダサダサ。
●12. Walking in Your Footstepsの後半のロカビリーふう展開は終わりが中途半端で意味不明。
●14. Roxanneのサビでスティングが4弦を思い切りグリッサンドしていたのが異常に気持ちよい。
●18. Every Breath You Takeで終わると思わせ、アンディが居残り他のメンバーをステージに呼び戻す演出。この曲で終わっていたらオーディエンスに媚びたように感じたかもしれないが、最後の最後にNext to Youをやってくれてよかった。
●東京ドームは音楽を聴く場所ではない。

(19:35) Get Up, Stand Up / Bob Marley
1. Message in a Bottle
2. Synchronicity II
3. Walking on the Moon
4. Voices Inside My Head ~ When the World is Running Down
5. Don't Stand So Close to Me
6. Driven to Tears
7. Hole in My Life
8. Every Little Thing She Does is Magic
9. Wrapped Around Your Fingers
10. De Do Do Do, De Da Da Da
11. Invisible Sun
12. Walking in Your Footsteps
13. I Can't Stand Losing You ~ Reggatta de Blanc
14. Roxanne
(20:55)
~Encore~
16. King of Pain
17. So Lonely
18. Every Breath You Take
19. Next to You
(21:20)

2008/02/13(Wed)
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