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コーコーヤ@プラッサオンゼ

2008年9月30日(火)20:00
コーコーヤ
笹子重治(g)
黒川紗恵子(cl)
江藤有希(vn)
プラッサオンゼ

プラッサオンゼに行く時は、二度に一度は雨降りだ。のような気がする。「ワルツ・パリィー」、演奏されたパリのイメージが妥当なのかどうか、(私はパリに行ったことあるが)よくわからなかった。Andre Persiany featuring Major Holleyというアルバムが家にあったことを思い出した。

2部の冒頭、「古い曲」というのをきいて、ふとジャンゴ・ラインハルトの音楽を連想した。すると、何曲か後のMCで江藤が、マニューススウィングという話をした。ああ、今日の演奏にはジプシー音楽の匂いもあったかなあ。

江藤有希のヴァイオリンはいい。古風で、ふくよかな音。ここしばらく立て続けに4人のヴァオリン奏者のソロをきくことになった。ヴァイオリンというのはどれも個性的な音がする。ステファン・グラッペリとユーディ・メニューインの共演盤はまだ手に入るのか。

ピシンギーニャをききながら帰った。17日は松田美緒とコーコーヤ。松田と江藤のデュオでRosaをきいたのがよかったのだった。それにしてもよく雨が降る。

~1部(途中から)~
三月末の真夜中は(だったかな?)
のんだくれ
Marreco quer agua
ワルツ・パリィー
フォホー・ブラジル(エルメート・パスコアル)
~2部~
曲名知らず(1987年、笹子さんがプロになって初めて書いたという)
日傘をさして
ベニー・グッドマンのショーロ(ガロート)
雲のかたち
夕日のショッチ
Shin-kan-sen
ロータス・メロディ
炭酸水
~アンコール~
アルジェの白い熊

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2008/09/30(Tue)
ライヴ - ブラジル&周辺 | trackback(0) | comment(0) |


シュタインバッハー、スダーン;東響@サントリーホール

2008年9月27日(土)18:00
東京交響楽団第559回定期演奏会
シューベルト:交響曲第5番 変ロ短調 D. 485
ベルク:ヴァイオリン協奏曲 ある天使の思い出に
~シュタインバッハー アンコール~
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
~休憩~
シューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D. 589
指揮:ユベール・スダーン
ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー
サントリーホール

1981年生まれのヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハー。いつかのテレビ放映(ネヴィル・マリナー;N響、ベートーヴェン)での堂々たる弾きっぷりに感心した。ベルクの協奏曲は同じ番組でN響がフランク・ペーター・ツィンマーマンを迎えてやったのがよかった。シュタインバッハーが東響の定期でベルクをやるという。少し迷った末に切符を取った。迷った理由は併演のプログラム。どうしてベルクにシューベルトという組み合わせなんだ。

ベルクの冒頭。シュタインバッハーはさらりと淡々と、やさしげに5度のアルペジオを行きつ戻りつした。ああそうか、そういうやり方もあるのか。ツィンマーマンの演奏が、テレビでもCDでも全曲通じて湿った感じがしたので、この曲はウェットにやるものという先入観があった。

しばらくすると、体が左右に横揺れしはじめる。集中して、のっているのだろう。テレビのベートーヴェンの時もそうだったから、彼女の癖と思われる。第2部、全奏の後、かなり荒く強く出る。第1部と音色も違う。特に上げ弓の際の力のこもった腕の振りが印象に残った。このコントラストのつけ方がシュタインバッハーの解釈なのかな。

最後、シュタインバッハーが弓を引ききっても、しばらく指揮者のスダーンは腕を上げたままだった。ほとんどの観客が拍手をこらえ、音(マーラーの「大地の歌」の告別が閉じるのと同じ和音(吉田秀和さん))が消えていく余韻を味わうことができた。アンコールのバッハはまたもやクールダウンして、少し冷たい今日の日のような感じ。スタイルがよく、背筋がよく伸び、ステージマナーもよい。またきいてみたい音楽家が1人増えた。

なぜシューベルトなのか。その理由はかんたんだった。スダーン;東響がシューベルトのサイクルをやっているのだそうで、休憩中のロビーで1と4をライヴ録音したCDを売っていた。

最初の5番は、そもそも曲がモーツァルトのエピゴーネンみたいで、どうやろうと私にはよさがよくわからなかった。いっぽう、6番にはびっくり。ヴィブラートのない弦群のすっきりした響き、バロックティンパニの溌剌とした打撃、強い金管、それでも中心にいるのは木管。光輝に満ちた「イタリア風」の音楽をめりはりのある表現で再現していた。東響は同じ会場でふた月前にマーラー2番をきいたばかりだけど、まったく別のオーケストラのようだった。指揮者スダーンの腕か。なぜシューベルトなのかは十分わかった。しかし、シューベルトとベルクの組み合わせの理由は、わからずじまい。

2008/09/27(Sat)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


井上道義、ギドン・クレーメル、OEK、クレメラータ・バルティカ@東京オペラシティコンサートホール

2008年9月25日(木)14:00
東京オペラシティ ウィークデイ・ティータイム・コンサート7
指揮とお話:井上道義*
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル★
弦楽:クレメラータ・バルティカ●
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢◆

シベリウス:組曲「カレリア」作品11*◆
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47*★●◆
~アンコール~
カンチェリ:V & V★●◆
~休憩~
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」作品40●
グリーグ:組曲「ペール・ギュント」より*●◆
~アンコール~
スーザ:海を越える握手*●◆
東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル

井上道義;OEKとギドン・クレーメル;クレメラータ・バルティカ、どちらか一方で十分興行が成り立つはずだから、今日のはとてもぜいたくな組み合わせ。さらに、2つの楽団が組み合わさる相乗効果もあり、他のどこにもない、ここ日本だけのプログラムをありがたく思う。

特に感銘を受けたのは、クレーメルが出た前半、アンコールでやったギヤ・カンチェリの「V & V」。
「あまり政治的な話はしたくないのだけれど、今、ロシアとグルジアが戦争をしている。彼(クレーメル)に言わせれば、”バカな戦争”をしている。このオーケストラにはグルジアの人間もロシアの人間もいます。グルジアの作曲家、カンチェリの曲をやります。V & V、Voice and violin。僕は出ません」

そういって井上さんは、舞台裏に引っ込むのでなくハープの席に座った。そうしてクレーメル以下がやったのは、なんと美しく、深い音楽だったことか。調和と不調和、寛容と不寛容、平和と戦争。築くのは大変難しく、壊すのはいともたやすい。そういう人間の営みの諸相が音楽の中で混じり合い、響き合っていた。ヴァイオリンと声。ほんらい協和しづらい個性的な2つの音を、ひとつのポットの中で活かす方法はある。それをカンチェリの作品は目指し、クレーメルは表現しようとしていたように思う。

シベリウス:コンチェルトのクレーメルは名人芸というほかない。井上さんがコンチェルトで棒を振るのは初めてみるが、主役を立てつつも肉厚な音楽を構築していくところ、さすがと感心した。OEKとの「カレリア」は、通俗的と感じていた曲どもが深みを帯びてきこえる。ペール・ギュント組曲は下手をすると“音楽の時間”か“名曲アルバム”になりそうなものだが、劇の筋の順に曲を入れ替えて演奏したとのことで、通常の曲をきくのとはまた別の感興を催させた。どれも、生演奏ならではの楽しみ。

クラシック音楽をききにいく理由は、いわゆる「クラシック音楽」が「今の時代に演奏される意義」をききたいと思っているから。今日のはそれに応えてくれ、満足させてくれた。井上とクレーメルは一流の現代の音楽家だ。

井上さんは最後に、クレーメルとショスタコーヴィチ:ヴァイオリンコンチェルト2曲をやる計画、それとラ・フォル・ジュルネの前振りをしていた。井上さん指揮、クレーメルのショスタコはぜひききたい。2人は同い年なのだそうだ。

昨年のクレーメルの公演

2008/09/25(Thu)
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長尾春花、小林研一郎;東京フィルハーモニー交響楽団

2008年9月21日(日)15:00
東京フィル 文京シビックホール
響きの森クラシック・シリーズ Vol. 25
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26*
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:長尾春花*
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
文京シビックホール 大ホール

●ブルッフ
今日のブルッフの協奏曲はめっけものだった。切符を買った目的は一にも二にもマーラーの5番をきくことだったから、「長尾春花」というヴァイオリン奏者がだれなのか昨日まで調べもしなかった。1989年生まれの19歳。去年、高校3年生の時に日本音楽コンクールバイオリン部門第1位とのこと。へえ。

スタートはゆるーく(手持ちのチョン・キョンファ盤と比べて)。音色がとても甘くマイルド。飴を煮詰めた色合いで、口に含むと鼻にスーっと抜ける。それは舐めていたロッテのど飴、か。第2楽章、弱音部分の表現が立派。音が弱くなれば当然、人は自然に耳を澄ます。そこでどうやるか。長尾はうまくやった。一方第3楽章、ダブルストップで弾く第一主題はもう少し音量と迫力がほしい。座った位置(2階正面2列目)のせいかもしれない。そうじゃないかもしれない。協奏曲とマーラー交響曲のプログラムは、座席の選び方が難しい。これからよく勉強をして、日本だけに留まらず、ヨーロッパに出ていってもらいたい。


●マーラー(12'36"/15'20"/19'48"/11'03"/15'44")
演奏をききにいくのはアラ探しのためではないが、今日のは。。。いっとう最初のトランペットの致命的なミス。私の空耳だったのだろうか? ともかくそのトランペットにやられて、「突発」も安心してきいていられない。第1楽章293小節でトランペットが弦に主役を渡す時、「俺は俺の仕事やったから、あとはよろしくー」という感じなのだ、一事が万事。

この曲は難しい。演奏するのも、きくのも。ひとくさりやっては、またひとくさり。ブルックナーの交響曲ってこうかな、と思わないでもない。きれぎれのパッチワーク。第5楽章のコラールに至って、「ここまで来たなあ」と感慨があふれる。でも、第4楽章から唸り声は鳴り響いている、ああ。

2008/09/21(Sun)
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ウーゴ・ファトルーソ&ヤヒロトモヒロ デュオ@新宿PIT INN

2008年9月17日(水)20:00
ウーゴ・ファトルーソ(p、vo、whistle、accordion、per)
ヤヒロトモヒロ(per)
新宿PIT INN

8月26日のプラッサオンゼから少し間が空いたが、今日のは見逃さなくて本当によかった。1曲め、La Papa。録音にはない“最後の一撃”にやられて、2人の世界に引きずり込まれる。

ウーゴのピアノ、2曲めのDesafinadoもそう。2部冒頭のピアノソロ(Aquellos~O Ultimo Blues)もそう。間合い、フレーズの展開、タイム感が独特。こう来るかなと思うと、そう来ない。ちょっと変わった語り口、でも十分に饒舌で説得力あり。先日みたアマチュア弦楽四重奏団のひとりが、「バルトークの音楽はハンガリーの言葉のアクセント、抑揚なのだ」と書いていた。そうか。ウーゴのプレイも彼の言葉の抑揚であり、アクセント。対するヤヒロトモヒロも独特の打楽器語法を駆使する人。言葉ではなく音楽で通じ合う。2人が互いにレスペクトしあっていることが傍目にもよくわかるし、その音楽の対話が面白くないわけない。

Piano, Pandeiro e Passarinho(ピアノ、パンデイロと小鳥)の楽しさは飛び抜けていた。テニスのラリーをみるように、2拍ごと左右に目玉を振りながら演奏をきいた。この鑑賞法はなかなかいいかもしれない。発見。

2008年1月24日
松田美緒@プラッサオンゼ

2008/09/17(Wed)
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ジルベルト・ジル@東京国際フォーラム

2008年9月11日19:00
ジルベルト・ジル
ブロードバンド・バンド
東京国際フォーラム

貫禄がないわけではもちろんないし、偉ぶるでももったいぶるでもない。淡々と演奏するのを楽しんでいる。音楽の子。60過ぎた人に向かって「子」というのは失礼かもしれないが、やはりジルベルト・ジルは「音楽の子」だ。最近ほかに同じ印象をもったのはマルタ・アルゲリッチ。

9月11日。2001年のこの日、このくらいの時間に、ワールドトレードセンターが崩れ落ちるのをテレビでみていたのだった。ジルが「今日は9月11日。ホンダにやってと頼まれて」と演奏したジョン・レノンのイマジン。ホンダさんが誰かは知らない。I hope someday you'll join usを、maybe, maybe you'll join usと読み替えていたのは、何か特別な意味があったのだろうか。なかったかもしらん。

中盤、サンバのコーナーで、「チクリート・コン・バナナ」をやってくれたのは嬉しかった。学生時代に買ったベスト盤LPの中でいちばん気に入った曲で、友人たちに配る編集テープに必ずしのばせたもの。今に至るまで、自分のきいてきたポップミュージックの中でもエヴァーグリーンのひとつ。次の「畳の上のゲイシャ」と編曲・楽曲の共通点があって面白かった。

[追記]
ジルベルト・ジル(1942年生まれ)とマルタ・アルゲリッチ(1941年生まれ)、ほとんど年齢が一緒だった。ああ、そうなんだ。

[追記2]
本田さんというのはラティーナの社長なのか。

来日直前インタビュー
http://latina.blog78.fc2.com/blog-entry-361.html

2008/09/11(Thu)
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ジョルジ・ベン・ジョール@代々木公園

2008年9月7日(日)16:00
ジョルジ・ベン・ジョール
ブラジルフェスティバル、代々木公園

だれかがどこかで書いていたか、引いていた。カエターノは前頭葉にくる。ミルトンはハートにくる。ジョルジ・ベンは腰にくる、と。たしかに。BPM90から110くらい(体感)のビートをグリグリ刻み続け、腰のあたりがしびれるような。

ショヴェ・シュヴァ~マシュ・ケ・ナダのメドレーをやり終わった頃、北のほうから涼しい風が吹いてきて、雨がぽつりぽつり、やがて、ドーッ! 雷、ゴゴーッ! こうなると演奏よりも会場の人々(自分も含め)がどうやってこの場でsurviveするか。最後まで、そっちのほうが面白かった。用意してきた傘を開く人(私も)、あきらめ開き直って、Tシャツ絞る人、脱ぐ人、いろいろ。

ステージのバックにブラジル国旗。Ordem e progresso(秩序と進歩)。92年か93年、群馬の太田~大泉で日系ブラジル人労働者にインタビューしたことを思い出す。マグロの刺身ブラジル風とピンガを生のままふるまってくれ、寝室の戸を開けると壁に一面、ブラジル国旗がかかっていた。ああ。

まあ、それはいいんだが。

客席から次々と女性をステージに上げ、しまいには20人くらい。扇子こそなかったが、賑やかで楽しげだった。一度女性たちは引っ込み、最終盤のサンバメドレーでまた別のお姉ちゃんたちがステージに登場して。最後にジョルジがミス・ユニバースみたいなタスキを彼女たちにかけてやっていた…あれは何だったのだろうか。リビドーセントリックなステージ。腰にくるというのはやっぱりそういう意味か。

みんなびしょ濡れ。すぐそこで、あ、Tバックが透けて見える! と思って目を上げたら、男の尻だった。ヤバいヤバい。

2008/09/07(Sun)
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