スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--(--)
スポンサー広告 |


大友良英 Invisible Songs@新宿PIT INN

2008年12月24日(水)20:00
大友良英 Invisible Songs

大友良英(g, vo)
カヒミ・カリィ(vo)
山本精一(g, vo)
ジム・オルーク(p, electronics, vo)
Sachiko M(sinewave)
芳垣安洋(ds, per)
ゲスト(出演順):
中原昌也(絶叫?)
坂田明(as)
定村史朗(vn)
かわいしのぶ(b)
AYA(b)
新宿PIT INN


このバンドには何かが足りないなと感じていたところ、ベースのかわいしのぶがゲストで入ってみると、ああそうか、低音がなかったのだなと気づいた。

芳垣がヴォーカルをとり、70年代のブルースロック風アレンジでやった8。かわいは1曲だけのゲストながら、バンドのアンサンブルを下支えして推進力を与えた。うたが終わって、お約束のようにバンドはフリーフォームへと崩壊していく。そのあと、70年前後の電気マイルスのような展開をみせたので身を乗り出してきいていると、かわいがやおら“♩♩♫ウン”というシンプルなパターンを繰り出した。校庭に散らばった悪ガキたちを棒ひと振りで整列させるような効果があり、音楽が急速に収束しはじめた。ドラムの芳垣だけがしばらく抗っていたが、けっきょくかわいのパターンに追従することで音楽はうまく解決した。

その前のMisty、うたの後でバンドはワンコードの刻みを延々、延々と続け、しまいに音数を減らして尻すぼみのクロージング。長いインプロの間、歌手にドラを打たせる以外、所在なげにさせるなんて、もったいないじゃないか。

アンコール、カヒミがうたったThe Christmas Song。ステージから送られる彼女の遠い目線が、ちょうどバーカウンター前にいる私に着地していて(単なる思い過ごしです)、この曲をきいてようやく、ああ今日はクリスマスかという気分になった。バンドも崩壊するのを控え、うただけ2コーラスやってきれいに終えた。メリークリスマス。

1. White Christmas
2. 呼続
3. 教訓1
~休憩~
4. 前世を知らない子供たち
5. 腰まで泥まみれ
6.
7. Misty
8. At Last I Am Free
9. Close To You
~アンコール~
10. The Christmas Song

スポンサーサイト

2008/12/24(Wed)
ライヴ - ジャズ | trackback(0) | comment(0) |


アルゲリッチ、ドゥダメル;シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ@東京国際フォーラム

2008年12月18日(木)19:00
指揮 グスターボ・ドゥダメル
管弦楽 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
ピアノ マルタ・アルゲリッチ
ヴァイオリン ルノー・カピュソン
チェロ ゴーティエ・カピュソン

ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、オーケストラのための協奏曲 ハ長調 作品56
~アンコール~
同協奏曲 第3楽章の途中から
マーラー:交響曲第1番 ニ長調
~アンコール~
バーンスタイン:ウェストサイド・ストーリーより「マンボ」

東京国際フォーラム ホールA(1階28列36番)



5,000席もある会場でクラシック音楽をやるのはいかがなものだろう。

その先入観は、アルゲリッチとカピュソン兄弟が出た前半、ずっと続いて、最後までついに消えなかった。第2楽章、弦の後ろで溜め息のようにきこえるはずのホルンの音が、1階28列には届かなかった。

マーラー。コントラバスが破格の12人。楽譜にはCbの人数の指定はないから、指揮者の裁量か、な?

第2楽章の入り、太くてはち切れそうな低音弦。ここをこうやりたくて、12人を連れてきたのかなと思うほど。


ベネズエラという国のことはよく知らない。片山杜秀の本の、反米ベネズエラはオイルの採れる国、対EUのプロパガンダ装置がSBYOという考察は

(またあとで)

2008/12/18(Thu)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


アルゲリッチ 室内楽の夕べ@すみだトリフォニーホール

2008年12月16日(火)19:00
アルゲリッチ 室内楽の夕べ
すみだトリフォニーホール

マルタ・アルゲリッチ(p)★
ルノー・カピュソン(vn)●
リダ・チェン(va)◆
ゴーティエ・カピュソン(vc)▲

シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 作品121★●
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲 ハ長調 作品番号なし36 No. 3★●◆▲
シューマン:幻想小曲集 作品73★▲
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67★●▲
~アンコール~
シューマン:ピアノ四重奏曲 ホ短調 作品67より第3楽章★●◆▲


ボサノヴァ50周年の今年、ブラジルのおじいさんはついに来日せず。もうひとつの50周年は、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」。手元のディスコグラフィーには、1958年10月30日にNYCで録音されたとある(Blue Note 4003)。

今日のヴァイオリン、カピュソン兄は、一度知り合いからハーディング指揮で入れたCDを借りたことがある。残響ジャブジャブの録音で、今日まで向かい合ってきくような縁がなかった。

1曲めのシューマン。第1楽章、クレーメルとアルゲリッチの録音とは別の曲のような柔らかな音色。第2楽章でこちらの耳が音場に慣れ、演奏者2人も暖機運転完了といった様子。続く第3楽章、Leise, einfach。最初ピチカートで弾かれる優しい旋律がダブルストップでふくよかにうたわれると、ああ、この曲の他の楽章は、ここをきかせるためにあるのかもなあ、と思った。クレーメルの録音では気づきもしなかったことで、それはカピュソン兄の美質なのかもしらん。

2曲めのベートーヴェン:ピアノ四重奏曲。当初予定されていたのは変ホ長調の作品16。録音がそれほど多くなく、タワーレコードのお兄さんの力を借りて、ブダペストSQとホルショフスキの素敵な演奏を見つけてきいていた。今日は「アーティストの強い要望で」、作品番号なしハ長調の四重奏に変更。よりピアノが活躍し、よりヴィオラが目立たない曲。

第2楽章、それはそれは優しい。またもやカピュソン兄のvnの音色が際立った。終えて、アルゲリッチが微笑んだ。「あんたたち、なかなか上手だったよ」。間髪入れずにフィナーレに突入。ピアノが突っ走る。音楽をリードしているのは“ママ”なのだった。ブレイキーは数多の若手を雇い、好きにアドリブをやらせて、最後のドラムソロで自分の存在感を示してみせた。アルゲリッチのステージも、名伯楽ブレイキーのそれと似ていたかもしれない。

シューマンの幻想小曲集。カピュソン弟の、重心の低い太い音に驚いた。短い曲。楽章が終わるとスコアのページをめくる2人。詰めていた息を吐き出し、深呼吸するかのように。

ショスタコーヴィチの三重奏曲。アルゲリッチがもってでてきたスコアがボロボロ。どれだけこの曲を練習して演奏してきたのか推測できる。今日のこのハイライトでアルゲリッチのピアノは冴え渡り、兄弟の弦は、太い鉄骨の周囲を、遊具にのって力いっぱい回る子供たちといった感じ。この曲はこう演奏されるものなのか。生できかないと、やっぱりわからん。

アンコール、シューマンの四重奏。密かに(だれもが)アルゲリッチのソロ演奏を期待していが、今日は果たされず。あさってのベートーヴェン:トリプルコンチェルトも楽しみだ。

2008/12/16(Tue)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


ボリショイ・バレエ@東京文化会館

bolsoi

2008年12月10日(水)19:00
ボリショイ・バレエ
「明るい小川」
音楽 ドミトリー・ショスタコーヴィチ
振付 アレクセイ・ラトマンスキー
指揮 パーヴェル・クリニチェフ

ジーナ アナスタシア・ゴリャーチェワ
ビョートル イワン・ワシリーエフ
バレリーナ ナターリア・オーシボワ
バレエ・ダンサー セルゲイ・フィーリン


井上さんの交響曲サイクルから丸1年。その後、DSQの弦楽四重奏をきいたものの、ショスタコーヴィチの大きな曲をきくのは久しぶり。

伝記本や作品解説本に必ず出てくる、ソ連共産党機関紙プラウダの「批判」。その直前に書かれた作品。

深刻さ皮肉がない。韜晦も露悪もない。シンフォニーその他できくのと違う、微笑むショスタコーヴィチ。作品が個人的感情やクレドの表出でなく、バレエ作品に寄り添っているからかな。

芸術監督ラトマンスキー、この作品を70年以上ぶりに再演することにしたのは、音楽のすばらしさ故だという。でも音楽以上に、バレエのすばらしさに参ってしまった。ゴリャーチェワのジーナ、オーシポワのバレリーナ、パートナーのフィーリン。今年いろいろみたりきいたりしたなかで、ひょっとしたら2番めくらいによかったのではないかしら。細かく書くのはまたの機会にする。


今回の公演の特別協賛の日興コーディアル、帰宅後、WBSで早期退職1,000人というニュースあり。バレエに協賛している場合なのか。

2008/12/10(Wed)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


サイ、コパチンスカヤ@すみだトリフォニーホール

2008年12月6日(土)18:00
サイ:ヴァイオリン協奏曲「ハーレムの千一夜」(日本初演)★●◆▲
サイ:ピアノ協奏曲 第2番「シルクロード」*◆▲
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ短調 K. 467*◆▲
~アンコール~
モーツァルト:きらきら星変奏曲*

ピアノ ファジル・サイ*
ヴァイオリン パトリシア・コパチンスカヤ★
パーカッション アイクット・コセレルリ●
指揮 ジャン・レイサム=ケーニック◆
管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団▲
すみだトリフォニーホール(1階24列15番)


11月23日、タワーレコードで、サイはコパチンスカヤについて尋ねられ、「She's controversial(物議を醸している)」といった。ベートーヴェン:クロイツェル・ソナタとラヴェル:ヴァイオリン・ソナタその他の録音についてのことだろう。コパチンスカヤの火に油を注ぐような声明文(「私たちは謝罪しない」)も彼女自身のウェブサイトにある(http://www.patkop.ch/cd-comment.htm)。共演(共犯)のサイをして開口一番そういわせるのか、面白いものだな、と思った。


サイ:ヴァイオリン協奏曲の録音は、情景描写がくどくて野暮ったい、B級映画のサントラをきくような気がした。実演で第1楽章をきいてその印象が一変した。弾きはじめ、上げ弓。鼻息が24列目まで届く。

(中略、またあとで)

朝の新聞に加藤周一氏の訃報が出ていた。「雑種文化」の文庫本を引っぱり出してみたら、いくつかの書き込みやハイライト。まったく記憶にないのだけれど。

江利チエミ ウスクダラ

2008/12/06(Sat)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


飛鷹;アンサンブル・セシード@ムジカーザ

musicasa

2008年12月3日(水)19:00
マーラー:大地の歌(室内楽編曲版)
(シェーンベルクとリーンによる編曲をもとに一部編成に変更を加えたもの)
テノール 柿迫秀
バリトン 薮内俊弥
指揮 飛鷹佑依
アンサンブル・セシード
(西田史郎、荒井友美(vn)、坂口弦太郎(va)、羽川真介(vc)、赤池光治(cb)、柳原佑介(fl、kfl)、最上峰行(ob、ehr)、大成雅志(cl、bcl)、井上直哉(fg)、大森啓史(hr)、内藤知裕(tp)、巨瀬励起(p)、窪田健志(per))
ムジカーザ(代々木上原)

代々木上原駅から北へ。道沿いのビストロ、ブラスリーベックがまだ健在なのを知って懐かしく。クランク形の道の先を左に曲がって坂を上ったところ。足を踏み入れたことのない一角だった。

シェーンベルクの(着手した)マーラー:大地の歌の室内楽編曲版。シェーンベルクが手がけたのは最初から21ページまでで、残りの大部分は60年もあとになって音楽学者のリーンが完成させたものだそう。

かといってこの曲や、またはシェーンベルクが完成した他のマーラー編曲と比較して、甲乙の書法の違いがどうのこうのなんて、浅学の者にはわかりっこないのだから、考証・分析・補筆が正しいものとして、“全部シェーンベルクさんの仕事”と思ってきくのが吉と思われる。

ただ今日の演奏は、「一部編成を変更した」と開始前に告知され、じっさい手持ちの録音とも楽器編成が異なっていた。指揮者の芸術的意図か、楽員調達の都合か、そのへんもわかりかねる。これもこだわらないのが吉。

第1曲。テナーの柿迫の歌唱に驚いた。柔道選手のようなルックスと裏腹の、艶のある美声、声量がでかい。70坪くらいの狭くデッドな空間であることも手伝って、PAなしの肉声で翌日の耳鳴りを心配させられるとは思わなかった。「あれは猿だ! 絶叫をきけ!」(348小節)のところの恐ろしさ。どちらが観察者(人間)で、どちらが被観察者(猿)かわからん。この歌手はいい。機会があったら、またきいてみたい。

第2曲。vnが2度音程を上下するのが水面のゆらめきを絶妙に表現していて、きいていて映像が目に浮かぶような気がした。

第3曲。舞台の四阿と景色が水面に逆さに映るとうたわれるところ。水に映ると花にみえる、禅寺の花頭窓を連想する。

第4曲。ファンファーレのあと。彼岸の少年たちのギャロップを描写したところがショスタコーヴィチの音楽のよう。第5曲は交響曲第9番第3楽章のハチャメチャなブルレスケを思い出させたり。

終曲。世にも美しい曲。今年は河野、沼尻;N響でもここをきいてよかった。中間部、歌がなくなり不穏な雰囲気になるところ、練習番号33から48の前まで。指揮者はしっかり休止の間をとる。語り手は川(三途の川)を越えているよう。越えてしまうと、うたはどこか超然と響く。友に語りかけているが、だれもそこにはいない。

最後。「樹々は緑に覆われて、永遠に、世界の遠き涯までも青々と輝き渡る。永遠に」の「永遠に(ewig)」は、7回、意味ありげに繰り返される。7は、数秘術に凝ったというシェーンベルクが「月に憑かれたピエロ」に仕込んだ完全数。7曲ずつの2部構成、演奏者は指揮者含む7名。

今日の楽員はみな若い人たち。どこかでまた演奏をきける機会もあるだろうと期待する。

今日の「大地の歌」の編曲をした1921年(1920年説もあり?)に作曲された、シェーンベルクのクリスマスソング。まあ、これも編曲なのか。

2008/12/03(Wed)
ライヴ - クラシック | trackback(0) | comment(0) |


トップへ

プロフィール

Woo

最近の記事
カテゴリー
シンプルアーカイブ
ブログ内検索
Twitter

QRコード

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。