コーポラティブハウス第3回個別打ち合わせ(インフィルその2)

コーポラティブハウスの第2回インフィル打ち合わせに行ってきた。クルマの調子が悪く、**先生の事務所まで電車で行く。うちからだと3回乗り換えで、けっこう時間がかかった。早く修理しないといけないな…。

今回は、前回までに決まった基本的な間取りに基づいて、配線関係や造り付け収納、階段、床暖房など、インフィルの大枠がテーマになった。

まず、60分の1の図面で電話アウトレット、テレビアウトレット、コンセントなどのプロット提案。特に問題ないと思うが、よく検討してみよう。

続いて、3Dの図を見ながら洗面所。前回の打ち合わせで希望したA案(カウンター、合わせ鏡になるミラー付き収納、洗濯機と掃除機を隠す収納)に加えて、東側開口部にカウンター、左側にミラー付き収納をL字型に配置するB案の提案が。

「“北欧”というキーワードとともに、“ゆるやかにつながっていること”が住戸全体のテーマ。リビングからキッチンへの棚がL字でつながっているし、ダイニングの収納とキッチンも面的につながっている。だから洗面にもL字のつながりを取り入れたら良いのではないかと思いまして」

と**先生。最初のヒアリングで「ゆるやかなプライバシーというか、明確な仕切りを設けず、各部屋がつながる作りにしたい」と伝えたのを汲んでいただいた。よかった。L字型レイアウトだと洗面器の正面に鏡が来ないのが少し気になるが、良いアイデアのようにも思える。A案にした場合は、洗濯機と掃除機の収納を天井まで届かせるべきか。届かせないとてっぺんに埃がたまるしなあ…。

リビングは、造り付けの棚の検討。H=1,400mmから2,000mmの間で、壁にCD&DVD棚が150mmピッチで4段。3段でCD1,000枚を収納可能という。下のH=600mmの棚にテレビ、プロジェクターのスクリーンを置き、内部にアナログレコード約1,000枚を収めるプランだ。やっぱり27インチのテレビの置き場所が難しいかな…。あと、CD棚は一連なりにするのでなく、真ん中にプロジェクタースクリーン用のスペースを空けて、左右に分けて上方向に段数を増やしたらどうだろう。1,000数百枚では収納力不足だし。ただ、それだとキッチンの棚との連続性が途切れてしまうので、ちょっと考えどころだ。

ダイニングも造り付けの棚の検討。H=2,400mmと2,000mmの2案。洗面の収納と同様、これも天井まで届かせるかどうか。天井高が3メートルあるので、高さを途中で切っててっぺんの“埃置き場”を許容するか、あるいは天井まで届かせてしまうかが問題になる。天井が高いと喜んでばかりいられない、意外な盲点だった。ダイニングの棚にはオープンな書架(天井まで)を含めても良さそうだ。

キッチンは前回の打ち合わせ時に浮かんだL型レイアウトで。レンジはガスレンジからIHヒーターへの変更をお願いする。使い勝手の良さより、むしろガス燃焼による水蒸気発生がないメリットを取ろうと思う。RC造+内断熱なので、コンクリート内部の結露防止のために、なるべく室内の水蒸気発生を抑えたいからだ。断熱・気密については本を読んで勉強しているけれど、いくら読んでも結局どうするのがベストなのかよくわからない。下手な考え休むに似たり、にわか勉強はこのあたりまでにして、あとは**先生にお任せしたほうが良さそうだ。断熱はウレタンの吹き付けという仕様でお願いした。キッチンは引き続き各社ショウルームを見学するとともに、実際に図面を見せて見積もりを取ってみるようアドバイスをいただいた。決められるところはさっさと決めていかないと。

051015_1627~001.jpg今回の打ち合わせのハイライト、玄関ならびに階段の仕様。この住戸では、南北方向に20数メートル延びるフロアとともに、1階から3階(ルーフテラス)まで上下に延びる階段が大きな特徴になるはずだ。「この玄関はすごく奥行きがあります。普通こんな玄関を作ろうと思っても作れませんよ。入って左側に大容量の靴箱を作って、階段の始まりもなるべく奥にして」と、**先生もノっていただいている様子。前回検討をお願いした階段奥の吹き抜けも、35cmと55cmの両案をいただいたが、踊り場がなくなってしまうなど一長一短。「私は、吹き抜けを作ってもそれほど効果はないのではないかと思いますね」という**先生は、「光の入り具合を確認するために、これ、作ってみたんです」と、テーブルの上の模型を示してくれた(写真)。これには一同、「おーっ!」と感動。模型を覗き込んでイメージを膨らませた。

20051016194625.jpgさらに、「屋上東側のトップライトからの採光をうまく活かすために、天井を曲面にする方法もあります」と見せていただいたのが、ル・コルビュジエのロンシャン礼拝堂の内部の写真(左写真は外観)。これにも(今度は1人で)「おーっ!」と身を乗り出す。というのも、「普請の顛末」という本で「近代建築九つの引用」というエピソード*を読んでいたからだった。「曲面にした壁はザラザラのテクスチャの仕上げにして、さまざまな角度で光が反射するようにするといいのでは」。ロンシャン礼拝堂をうまく引用して、階段の隙間を通して空から明かりが降ってくる、渋い光の筒のような空間になればいいなあ。

*建築家・中村好文さんが、デザイン史家・柏木博さん宅を設計するにあたり、近代建築史に残る名作からディテールのパロディを施したという。9つの「引用」の中には、同じくロンシャン礼拝堂の明かり取り窓も含まれている。

Notre-Dame du Haut - Chapelle de Ronchamp(ロンシャン礼拝堂)
asahi.com 奇想遺産 ロンシャン礼拝堂(フランス)/隈 研吾(建築家)

床暖房についてはガスと電気で見積もりを取っていただいた。2階フロア全面にガスで床暖房を施した場合は**万円ほどかかるという。リビングのみだと**〜**万円程度(電気の場合)ですむが、できるだけ開放的で寒暖差が少ない家にしたいので、値は張っても床暖房は全面導入の方向で考えたい。逆に、浴室暖房・乾燥機を諦める。こちらは第3種24時間換気システムと整合性が取れないためだ。

トイレのトップライトには、吹き込みセンサー付きの電動開閉窓を提案いただいた。このトップライトは、ルーフテラスのフロアの中央からやや東寄りに突き出ることになる。

Product_Panel.jpg最後に、東側、床から天井までの大開口部のカーテン/ブラインドについてアドバイスをいただいた。Silent Glissというスイスのメーカーの「パネルトラック PT2500N」という製品(写真)。なかなか素敵だ。
サイレントグリス

断熱性では、SEIKIというメーカーのハニカムサーモスクリーンという製品が良いという。ポリエステルの不織布が二重ハニカム(蜂の巣)構造になっており、内部の空気層がかなりの断熱効果を発揮するという。長野の病院で使った際、多大な効果があったそうだ。UVカットの効果も高く、汚れたら丸洗いもできる。少し価格が高いようだが、これも魅力的。
セイキ総業のハニカムサーモスクリーン

姿見の設置場所をどうしようかと迷っていたのだが、**先生に相談すると、北側寝室の収納の表面に1カ所、玄関の三和土に1カ所というアドバイス。なるほど。うかがってみるものだ。

2005/10/15(Sat)
コーポラティブハウス | trackback(0) | comment(0) |










ブログ管理人にのみ表示を許可する


trackback

trackback_url
http://wooblog.blog13.fc2.com/tb.php/79-92274bda


トップへ

プロフィール
最近の記事
カテゴリー
シンプルアーカイブ
ブログ内検索
ユーザータグ

Twitter

RSSフィード